固定観念の回し車とハムスター　【ワイレレのロミロミ体験記vol.15】

アロハ、スタッフのワイレレです🌈

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ワークショップレベル2 ～飛び上がるネガティブパワー～【ワイレレのロミロミ体験記vol.12】
劣等感は和風便所味 ～１日単位で生きるって？～【ワイレレのロミロミ体験記vol.13】
感情のコピーロボットは迷惑千万【ワイレレのロミロミ体験記vol.14】

2018年夏。

朝起きてから、ずっとスマホとにらめっこしています。

「ん～～。」

一回画面を閉じて…やっぱりまた開いて、同じページを見て、

「ん～～～。」

また閉じる。

数秒後…また同じページを引っ張り出し、今朝から何回読んだか知れない文章をもう一度初めから読んで、

「ん～↓↓

〜〜↓↓

〜〜〜。」

開いたり閉じたりしている画面、

これです。

「Aloha, 皆様。　今年もハワイヒーリングジャーニーを開催することになりました！」

そう、ともこ先生が引率してくれるハワイヒーリングジャーニーが今年も開催されるそうなのです。

去年参加して、ハワイの偉大なヒーラー、クムカレン（クムは先生のこと。カレン先生という意味です。）に出会い、ロミロミを練習したり、自分と向き合う時間を持ったり、沢山のアロハに初めて触れて学んだ、あの！あの！あの！！ヒーリングジャーニー！

（→その感動体験の数々は以前のブログ　ハワイヒーリングジャーニー～ハワイアンバリューとオプフリ）

それを今年も開催する。

そうと聞いたら断然、

いーぎーだーいー！

こう思って止まないのですが、「よし、行く！」って言い出せない。

何日たっても、いつまで～も、ずぅ～っと、うじうじ…うじうじ…うじうじ…うじうじうじ…

誰かに反対されてる訳ではありません。

誰かに反対されるのを怖がってるのでもありません。

どうやら、自分が自分に頑なに反対してるんです。

ややこしなー

反対勢力の自分は頭の中でずーっとこう話しかけてきます。

反対に、小さい声ですが、こうも思っています。

このやり取りを、飽きるほど繰り返し、どっちにも決めきれずに、また画面を見つめて、

「は〜〜〜。」

あーもう、鬱陶しい！

行きたいなら、行けばえーがな！！

行かないなら、行かないでよくねぇ？！

それだけの事なのに…いい加減しんどなってきた。

・・・でも、決めれない、無理なのです。もーーー！何でーーーー！！

自分の中にしっかり根付いてしまった考えが強力でどうしようもない。

世間ではこれを固定観念って言うらしいです。思い込みより強いやつみたいです。

でも、どうしようもなく行きたい気持ちも強力で収まらない。

世間ではこれを。。。何て言うんでしょう？今知ってる限りの言葉で言えば、、衝動？何か違うな。もっと心の底からこみ上げて来るやつです。

いつもは固定観念の方を優先して選択しておさまっていたのに、今回ばかりはそれでは自分の気持ちが収まらなかった。

こんな事初めてなので戸惑って、いつも選んでる方（働いたら遊んでええよの教え）が、

「あれ？いつもと違うやん！何で？こっちでしょ！」って強めに言うてくる。

あー、しんど。

私の育った家は、典型的なサラリーマン家庭でした。

その両親に影響を受け、私が思う正しい人生の過ごし方といえば、

『大人になったら会社に勤めて自分のお給料で生活して、定年になったら退職金で老後を過ごすもんだ。うん、そうするべきだ。』

でした。

うわぁ、全然おもんなさそう。。

それはさておき、

だから、私は働かないと遊んではいけないし、これは真面目に生きていく上で外れてならない道だと、心の底から思っていました。

まぁ、あながち間違いではないと思うのは、働かないとお金は入りませんし、生活するにはお金がいる。そういう意味では賛成できる！

でもこの考えのミソは、定年してから初めてやりたい事をやるもんだ、若いうちは我慢我慢！と何の疑いもなく思っていた部分です。

だから卒業したら当然のように、遊ぶ老後を夢見て？就職しました。それが、ヒョンとしたことから会社を辞めてしまった。

そしたら

「きちんと働いていないくせに、やりたい事をやってはならん！」

↑この考え方だけ残って、邪魔になった。

と、こういう訳です。やれやれ。

向かい風の中で必死に自転車をこいで、

ハムスターの車輪のように走っても走っても進まず、

潮の流れに逆らって泳ぐような、

そんな狭間でもがいていた時に生け贄になって頂いたのは……間違えた……付き合って頂いたのは、ともこ先生でした。

ある朝、カフェでモーニングに付き合って頂いたの時のこと。

爽やかで天気の良い朝に、コーヒーの良い香りをかぎながら、シャキシャキのサラダに、パンをハムハムするという最高のモーニングタイム。

真正面には涙と鼻水でジュルジュルのベタベタになっている私の顔。

爽やかなパンとコーヒーを置いているテーブルの片隅には、鼻汁を拭いたティッシュの山が築かれていく。

それでも、まるでハワイの海でも見てるかのようにニッコリしながらモーニングを楽しんでくれてる（と思う）ともこ先生。

一方で私、本当に同じテーブルに座っているのか？汚い顔で喋り出す。

「あのぉ、私働いてないのにぃ、またハワイ行くなんて、そんなの常識的にありえないってずっと思ってて。だから行きたいのに、自分の常識が邪魔で決断できないんですぅ。」

「こう考えることもできるよ。今両親は健康でしょう？介護する必要もない、子どももいないから自由に動ける。働いてないから時間も自由になるでしょう。そんな時に行きたいけど今回は行かずに次にしようってしたら、次、行けるかどうかわからないよ？　今何も心配する事がないなら、行くのはいい機会だと思うよ。」

「行ける時にいかないと、次あるかわからないっていうのもすごく分かるんです。でもどうしても自分の考えを捨てれない。。」

なんと爽やかなモーニングタイム（´-`）

一通り話を終えて、今度は黙り込んで自分と戦い出して数十分。

無言でえずいてる私を見かねて、言ってくれた一言があります。この方、ただのロミロミの先生じゃござんせん。

「ワイレレちゃん、あのね、どんなに考えても、最後には魂の言う事には逆らえないのよ。」

ドンガラガッシャーーーーン

（何の音かはご想像にお任せします。）

数秒キョトンとして、何故かお風呂に入った後みたいなスッキリ感と、じわじわと浸透してくる何かを感じました。

魂の言う事？

あー、今回なぜか、どうしても行きたいという思いが強くてどうしようもなかった。これが魂の声？

ということは、魂の声を聞いて生きるってこういう事なのか？！せっかく魂から言うてくれてるのを無視して、しょうもない固定観念とか思い込みを大事にしてる場合じゃない！！！

まぁ、そうは言いましても…

現実問題、働いていないと…という罪悪感は感じずにはおれません。気持ちは固まりましたが、固定観念がすぐに消えてなくなる訳じゃないし…

きちんと頭と心の折り合いをつけないと、また『働かないのに贅沢してるただの”人でなし”』って自分で（勝手に）思って（勝手に）苦しくなる。

世話かかるんですわ。

しかし！　爽やかなモーニングタイムの時に、しっかりそこもフォローしてくれていました。

「もし働いていないのにハワイに行く事に罪悪感を感じるなら、とりあえずバイトしたら？まだ数か月あるからお金も貯まるし、罪悪感も消えるよ。」  

このともこ先生の言葉が渡りに船、飛びつきました。

そう、仕事は何でもいいのでとりあえず働けばいいのですよ。フッフッ。

ここは一つ、自分の罪悪感をなくす事が大事！自分で出来そうな、やれそうな、丁度いい所を探す。そうすればもう自分の中で戦わなくてもいい！

そんなこんなで数時間後、やっとこの言葉を口にしました。

「ともこ先生、あのぉ、ヒーリングジャーニー、今年も行きたいです。まだメンバーに空きはありますか？」

どうしようもなくやりたくてしょうがないという思いがこみ上げてくる。これ、『魂の声』というものでした。

やりたいのに、自分の中の何かが邪魔してそれに取り組めない。そんな事ありませんか？

自分の『固定観念』と『魂の声』が対立した時、自分の魂の声の方をきちんと聞いてみると、いつもなら絶対に選ばなかった方を選ぶ事になるかも知れません。

そんな訳で、2回目のヒーリングジャーニーに行く事になります。

クムはお引越ししたところなので、去年とは違うお家に滞在するそうです。

今度のお家はお庭があって、ビーチも近いとか！

ワクワク！どんなお家だろう！

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