見えない悩みに耳を澄ませた 3 【ロミロミ体験記vol.28】
アロハ、ワイレレです🌈
自分の悩みの根本が一体何なのか、見えていない事はよくある事だと思います。
分かっているようで、分かっていなかったり、分かっていない事を、分かっていなかったり。
苦しいから誰かに教えてもらいたくなるけれど、教えてもらってしまったら、まるで人にゲームをクリアしてもらったみたいに、何となく味気ない思いが湧いてくるのかもしれません。
ロミロミにはホオポノポノと呼ばれる、心の浄化を促すとても大切なパートがあります。
そのホオポノポノで上から受け取るメッセージは、その人への応援だったり、人生のヒントだったり、その人にその時に必要なメッセージです。
しかし、それをどう捉えて、これから何をするかは、全て受け手の自由、受け手次第なのです。誰にも強要できないし、代わりにやってあげる事もできません。
このスタンスが、それぞれの人生を味気ないものにしないために、とても大切なんだと感じます。
クムにロミロミをしてもらう。
最初に貝を使ってエネルギーを流してくれた時、自分の右上半身のところで体がびっくりする位跳ねた。
ビクゥ!
うぉぉ!! まるで電気ショックみたいに、体が跳ねる。
自分の体ながら、一体何事?!どうなってんだ?
驚きながらも、そこからぼんやり寝転んでいた。時間が経つのはあっという間…。ロミロミももう終わりに近づいていた。
最後にホオポノポノ*で、今の私に必要なメッセージを伝えてくれた。
【*ロミロミは最後にホオポノポノと呼ばれる精神的な浄化を促す施術を行います。上の存在と繋がって、その人の人生に必要なメッセージを下ろしてきて、伝えてくれます。メッセージは、上の方々からその人に宛てた応援メッセージやアドバイスです。】
それは、こんなメッセージだった。
破船から油が漏れてベタベタの海の中に、私が油にまみれてもがいて溺れている。その私の上に一本の糸がたれている。その糸は私でないと登れない糸で、私はそれを掴んで登ろうとしたり、登るのを諦めてこのまま沈もうとしたりしている。
その姿を上からクムカレン、クム、オハナのみんな、沢山の人たちがこっちだよって応援してくれている。あとは、私が勇気を出してその糸を登るだけだ、と。
これを聞いて、今のこの苦しさが、まさに油にまみれて溺れているみたいだと思った。
みんなが応援してくれている。上から垂れた糸をどうやったら登れるのか、そもそも登りたいのか? どうすればいいのかよくわからなかった。
「少し寝た方がいいよ。」
クムにそう言われ、少し横になった。
目が覚めて、忘れないうちに書き留めておこうとノートを取りに起きあがったら、ドアの横に、パイナップルと枝豆がお盆に乗せて置かれているのに気付いた。
「クムが用意してくれたんだ…。これ、食べてもいいのかな…」
パインと枝豆という不思議な組み合わせに、少し躊躇しながら枝豆に手をのばした。
書きながら、脳内を整理する。
頭の中で何かを守ろうとして、誰かが大声で喋り出した。
『でもさ、この糸ってどこに繋がってるの?もし登らなかったら、死んだように生きることになるんだろうか』
『もし登ったら、また何か我慢しないといけなくなったりするんじゃない?』
『今の苦しさの原因が何かわかんないんだから、どうしようもないじゃん』
『応援されてるのか…。そうは言っても、こんな自分じゃ何もできないし…』
『結局、糸ってどうやったら登れるんだ?無理じゃね?』
あーだこーだ、好き勝手騒ぎ立てて、思考が散らばっていく。
ここまで考えた後、行き詰まって、枝豆を連続で口に放り込んだ。塩味の豆を噛んで、噛んで、噛んで。横のパイナップルもモグモグして、枝豆とのマリアージュに驚く。この2つ、結構合うな…。
食べ終わってから、最後にノートにこう書いた。
「決めるのは自分。何もやらずに後悔するなら、やって後悔しろ!」
書いてから、改めて考えだした。
自分にまとわりついて、引っ張っているものって何だろう?
その日の夕方、嵐山の大堰川のほとりまで散歩に出かけた。
今まで見たことのない素晴らしい夕焼けが、目の前に広がっていた。空一面が見たことのない色でグラデーションになっていて、それがとても美しくて、茫然と、ずっと、見上げ続けた。
クムがこの夕焼けを見て、こう言ってくれた。
「この夕焼けは、ワイレレのために見せてくれたんだよ?応援してくれてるんだよ?わかる?」
「そうなんだ…すごい…」
そう思うけど、こんな自分を応援するためにこんなに素敵な景色を見せてくれているなんて、恐れ多い気もする。自分がこんな素晴らしいものを受け取って良いのか、わからなくて躊躇した。
それでも、今見ているこの美しい応援の景色が、自分の中にある苦しさに流されていかないように、その写真を携帯の待ち受けにセットした。
そういえば最近、ずっと右の耳が塞がっている気がする。
体の右側だけがズッポリと深い海の底に沈んで、耳が水圧で蓋をされているような感じだ。
それに加えて、実際体には何のケガもしていないのに、右の後頭部あたりがジーンとして、地味に痛い。転げて膝を擦り剥いた時、皮が剥がれてヒリヒリする痛みに似てるなぁって、ぼんやり思っていた。
我慢できない痛みじゃないけれど、何の痛みだろう?
あの時、完全に見失った自分を取り戻したら治るんだろうか。
クムに恐る恐る聞いてみた。
「ロミロミの時、体の右側がすごいジャンプしてましたよね…?あれ、何ですか?」
「右側のオーラが傷ついていたね」
そうなんだ…。オーラが傷つくとこんな風にヒリヒリ痛みを感じるもんなのか…。
「人のオーラって、傷つくことがあるんですか?」って聞いてみると、「何かショックなことがあった?」と返ってきた。
思い当たることが、ある。
次回、思い当たることを話し始めます…。